私たちアンティアンでは、「シャンプー」=「固形石鹸シャンプー」なのですが、
若いお客様にそうお伝えすると、毎回のように驚かれます。
日本で合成界面苛性剤で作った液体シャンプーが出回って約40年になりますので、
お若い方は生まれたときから液体シャンプーだったからなのです。
しかし私たちが(私は今年で53歳ですが)子供のころのお風呂場には家族全員供用で
固形石鹸が1個置かれているだけでした。
牛乳石鹸やシャボン玉石けん、ハイカラなお家はアメリカのアイボリー石鹸だったりしました。
もちろん洗浄の役目をしてくれるのはこれだけですので、母も、祖母も石鹸で頭を洗っていました。
ですので、我々の世代にとっては石鹸で頭を洗うことは常識であり、全く違和感のないことなのです。
祖母も90歳近くで天寿をまっとうするまで黒々とした髪がフサフサとしていましたし、
母も80歳ですが、おなじくフサフサです。
最近、カツラの宣伝が男性向けから女性向けに代わってきていることにお気づきでしょうか?
本来、髪は女性ホルモンがつかさどっていますので、男性に比べカツラのお世話になる率が
低いのですがが、なぜ女性用の宣伝ばかりなのでしょう?
合成界面苛性剤の液体シャンプーが出回って40年という数字が、
カツラの宣伝対象である40歳~50歳の女性と大いに関係していると私たちは考えています。